レンズのボケ量の簡単な計算

レンズのボケの大きさの計算

ボケの4要素 ボケの大きさとボケの質のコントロールにボケのことを書きましたが、ボケ量の簡単な計算を載せています。フィルムからデジタルになって、コンデジから一眼レフまでセンサーの大きさが違って、レンズの焦点距離の表示がややこしくなっています。以下に続きます。


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コンデジで100mm以上の望遠レンズだとしても、実質の焦点距離が短いので、主要被写体の背景をボカそうと思ってもなかなかボケません。そんなボケ量を考える時に、コンデジから一眼レフまで、センサーは様々な大きさがあっても、それぞれのボケ量の目安となる計算式はないのかです。

計算式があっても、ややこしい計算式では使いづらいので、簡単にボケ量を求められる計算式があります。これは、センサーの大きさの目安が分かれば、スマホでも使える計算式です。非常に簡単な計算で、35mmF2.8のレンズであれば、35÷2.8=12.5です。

この12.5が、ボケ量の目安となる数値です。この12.5は、レンズの有効口径です。レンズのF値を求める時には、焦点距離を有効口径で割ると求められます。35÷12.5=2.8で、焦点距離が35mmで有効口径が12.5mmだとF値は2.8になっているので、35mmF2.8のレンズそのものになっていることが分かります。

この有効口径の数値の大きさを目安に、そのレンズ自体のボケ量が分かります。35mmF1.8のレンズと、50mmF2.8のレンズでは、19.4と、17.8で、35mmF1.8のレンズのほうがボケ量が大きいです。焦点距離は50mmのほうが長いのでボケ量が大きそうでよく分からない時に、焦点距離をF値で割ってみると、すぐに答えが出ます。

実際に使ってみても、50mmF2.8のレンズよりも、35mmF1.8のレンズのほうがボケ量が大きいです。これで、APS-Cである17mm-50mmF2.8などの大口径の標準ズームレンズよりも、35mmF1.8の安価で軽い単焦点レンズのほうがボケ量を得られることが分かります。

APS-Cセンサーで35mmは50mmレンズよりも手ブレが抑えられて背景もボカせて安くて軽く持ち歩きやすいので、35mmF1.8の単焦点レンズには存在価値があることなども分かります。

この計算式が便利なのは、キヤノンやニコンなどのメーカー純正で高価な大口径の標準ズームレンズよりも、安価で買える単焦点の標準レンズのほうがボケ量が得られることが分かることです。軽くて使いやすい単焦点レンズが、特に、ポートレートで優れていることも再確認できます。

コンデジでも、この計算式を使うと、意外にボケ量があって使えることも分かります。有効口径が13mmを超えている1.0型のレンズ一体型機では、35mmF2.8のレンズよりもボケ量があるのです。35mmF2.8のレンズでも背景が結構ボカせると思って使っていたのなら、1.0型の機種を使えば、コンデジなのに、それよりボケ量が得られるのです。

ただし、コンデジの場合には望遠端にしないといけないので焦点距離から生じる手ブレの問題と、画角が狭くなるので使いづらくなる欠点がありますが、コンデジだからボケないということはないです。

そうなると、マイクロフォーサーズの25mmF1.8の標準レンズの有効口径が13.8なので、1.0型の高級コンパクト機のレンズのボケ量とあまり変わらないので、マイクロフォーサーズのレンズはコンデジ並となるのでしょうか。

それが違うのを、ボケの4要素 ボケの大きさとボケの質のコントロールに書いています。そこに書いているように、ボケ量とボケの質は違って、マイクロフォーサーズのレンズは、コンデジのレンズよりもボケの質が優れているので、使う価値があるレンズになっています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。

コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。写真とは何か日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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