M型デジタルライカが銀塩フィルムレンズで画質がいい理由

M型デジタルライカと銀塩レンズ

デジタル専用レンズと銀塩フィルムレンズの画質の違いに書きましたが、デジカメではローパスフィルターレスを謳っても、センサー前面にローパスフィルターと同程度の厚みのガラスか、同程度の屈折率のガラスのフィルターあります。以下に続きます。


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ただし、このフィルターはマウントごとに違います。そして、このマウントごとの厚みの違いによって、デジタル一眼レフやデジタル一眼でフィルムレンズを使った時に画質の違いが出てきます。

センサー前面のフィルターはデジタル専用レンズでは対応していますが、フィルムレンズでは対応していません。フィルムレンズをデジタル一眼で使った時のフィルターの悪影響を小さくするのは、なるべくセンサー前面のフィルターを薄くする必要があります。

ライカのフィルムレンズが、他メーカーと違うのはこのフィルターです。M型のデジタルライカのセンサー前面のフィルターの厚さは、ライカのフィルムレンズにも対応できるように、1mmくらいになっています。

ライカのデジカメでフィルムレンズを使った時に、レンズの味があると言われるのは、ライカがデジカメ時代になってもフィルムレンズを使うことを前提に、センサー前面のフィルターを薄くしたからです。

ライカのデジカメは全てのカメラメーカーの中で最も高いですが、M型ライカのセンサー前面がフィルムレンズのことも考えた構造になっていることを考えると、価値があるものになっています。センサー前面のフィルターを薄くしたライカは、それだけフィルム時代のレンズを大切にしていると言えます。

逆に考えると、ライカはレンジファインダー機のM3がピークで、それ以後は日本の一眼レフが世界のカメラ市場を席巻しました。ライカはフィルム一眼レフの時代にすでにカメラメーカーとして衰退していたので、さらに先のデジカメ時代はすっかり諦めていたから、フィルム時代のレンズを重視するしかなかったとも取れます。

しかし、ライカが一眼レフからデジカメ時代でカメラメーカーとして衰退の道を辿ってきたことが、皮肉にも、センサー前面の薄さをもたらし、デジカメ時代でもライカのフィルムレンズとライカのボディで画質が高く維持できているのは、ライカのレンズの息の長さを感じます。

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