広角端と望遠端の決定的違いとは

広角端と望遠端の決定的違い

そのカメラでの最も被写体が広く写せる焦点距離が広角端(ワイド端)で、最も被写体を大きく写せる焦点距離が望遠端(テレ端)です。このどちらが重要かを書いています。

これが特に重要になるのは、レンズ交換ができないレンズ一体型機です。レンズの焦点距離を変えることができないからです。以下に続きます。


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特に、スマホがエントリーコンデジの代わりで使われるようになってから、レンズ一体型機では、超望遠機が重視されるようになっています。

そのため、レンズ一体型機では、望遠こそが重要という声がかなり大きいです。スマホにできないことをレンズ一体型機に求めたところ、レンズ一体型で望遠が重視されるようになっています。

しかし、本来の焦点距離で重要なのは、望遠端ではなく、広角端です。この傾向は、これから、ますます増していくと思います。

望遠端は不足していても、画素数で補うことができるからです。これが、クロップです。そして、今後は画素数がますます増えていきます。

高画素数に頼ったクロップは、画質劣化のデジタルズームをしているわけではないので、劣化の問題はありません。画素数が増えていくほど、画質劣化しないクロップの範囲が広がります。

クロップのことは、デジタルズームの仕組みについてにも書いています。

それとは違って、広角端は、どれだけ画素数が増えようが、24mmであれば24mmです。24mmから1000mmの光学ズームの超望遠機では、被写体を1000mm以上にしたい時には、光学ズームを超えて、被写体を拡大することはできます。

この被写体の拡大は、画素数を超えるデジタルズームでは粗くなるのでやめたほうがいいですが、記録画素数の中に納まるクロップなら、画素数は少なくなりますが、画質の劣化はありません。

望遠できる範囲は画素数次第のところがあって、超望遠機の1000mm以上の機種なら元の光学ズームの望遠の焦点距離が長いので、そこまでクロップで拡大しないでも、手軽に望遠端が伸びたような感覚になります。

24mmの画角で撮った写真は、どうやっても、23mmにも22mmにも20mmにも広がりません。1000mmの画角で撮った画角は、それ以上の被写体の拡大ができるので、画角が望遠側に移動できるのです。

広角端と望遠端の最大の違いは、この画角が移動するか、しないかです。広角端がより広い画角に移動できないのは、24mmで撮った風景なら、24mmの風景しか写ってないからです。

24mmの風景を20mmに強引にしようとするなら、画像を無理やり編集ソフトで加工するしかないですが、それでは、カメラで写した写真ではなく、CGなどになってしまいます。

500mmの望遠をして撮った被写体なら、それを拡大できる被写体がそこにあるので、さらに被写体の拡大ができます。広角端から広角側に画角が移動できないのは、単純に、被写体が広角端から広角側に写ってないからです。

光学ズームの焦点距離以上でも、画素数範囲内のクロップで満足できるなら、レンズ一体型の超望遠機でもいいです。ただし、レンズ一体型の超望遠機は、焦点距離を伸ばすために、1/2.3型などの小型センサーを使っていることが多いです。

1/2.3型なら、物理的に、焦点距離を伸ばしてもカメラを小さくできるからです。この1/2.3型は、特に、APS-C相当センサー以上の撮像素子に比べると、まさに豆粒センサーです。

豆粒センサーの画質は、レンズ交換式機の画質とは、やっぱり違います。特に、等倍では相当に違うので、大きく印刷したり、テレビの大画面などで見るほど違いが出てきます。

望遠で画質を重視するなら、レンズ交換式の単焦点の望遠レンズが最も優れています。望遠側はクロップできるので、画質をそこまで求めないなら、2000mmや3000mmや4000mm以上相当になる望遠を手軽に求めるために、レンズ一体型の超望遠機があります。

広角端の画角が広角側には絶対に移動できないことを考えると、望遠機を買う時にも、広角端の焦点距離も重視したほうがいいです。広角端の違いはあとで修正できないので、被写体が収まりきらない時に、あと数mmだけでも広角側に伸びていればと撮影時に思ってもどうしようもないので、その場で被写体を写せないときっぱり諦めるしかなくなります。

他のよく言われる違いは、広角端よりも望遠端でのボケ量、広角端で被写体に近付いて被写体が歪んだ写りと望遠端の圧縮効果などもあります。

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