デジタル一眼レフの写真表現でのレンズ選択眼

デジタル一眼レフの写真表現でのレンズ選択眼

デジタル一眼レフは、35mm判相当のカメラの中で最高の写真表現を提供してくれます。その写真表現を十分に発揮するためには、準備が必要です。その撮影に最適なレンズを選択するレンズ選択眼があって、撮影状況にふさわしいレンズを選んで持っていく必要があります。

デジタル一眼レフを購入しても撮影状況に合ったレンズをなかなか決められずに、とりあえず、最初から付いているキットレンズやよくある標準ズームのF値が暗いレンズばかりで撮っていると、一眼レフであっても写真表現の幅が狭くなります。

デジタル一眼レフの写真表現は、レンズを交換してこその広がりがあります。デジタル一眼レフでずっと言われてきたのは、大型撮像素子の利点での背景のボケや高感度耐性の高さです。ですが、その利点も以前よりはだんだんと薄れてきています。

レンズ一体型機の撮像素子も大型化して、35mmフルサイズ相当のレンズ一体型まで登場しています。それでもデジタル一眼レフが写真界の王道なのは、様々なレンズに交換することによって写真表現が大幅に広がるからです。それに、一眼レフにはレンズ一体型にはないシャッターチャンスの強さもあります。

デジタル一眼レフのボディに最初から付いているキットレンズや普及帯のレンズが暗い標準ズームレンズしか使わないのなら、一眼レフを購入しても、その魅力はかなり落ちてしまいます。デジタル一眼レフを本当に生かすには、レンズ選択眼を持って、撮影状況に最適なレンズを使う必要性も出てきます。その撮影状況で最適なレンズを使えば、35mm判相当では、デジタル一眼レフ(あるいは、35mm判相当のデジタル一眼)ほどの写真表現を発揮できるカメラは他にありません。

デジタル一眼レフのレンズ交換で最も問題になってくるのは、その重さとサイズです。その中でも、特に明るい望遠レンズはバズーカー砲のようと形容されるだけあって、持って歩くのが億劫になって使わなければ写真も撮れません。デジタル一眼レフでも撮影しなければただの飾りになって、結局、レンズ一体型のほうが思い出に残る写真が撮れることになります。

デジタル一眼レフを気軽に持ち歩きたくて、しかも、写りがいいのを求めている時のお薦めのレンズ交換は、明るい単焦点の中で、できるだけ軽いレンズを使うことです。軽い単焦点なら気軽に持ち歩けて、ズームに頼らないので、構図の切り取り方も考えるようになります。ズームレンズは一本で済むので便利に使えますが、ズームに頼りすぎると撮影が怠慢になりがちです。

重い望遠レンズを持ち歩きたくないのなら、そこはネオ一眼などの超望遠のレンズ一体型機を使えばいいと思います。デジタル一眼レフと明るい単焦点レンズで、キットレンズやレンズが暗い標準ズームレンズなどより、一眼レフの写真表現の豊かさは十分に発揮できます。

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