富士フィルム X-T1 レビュー 比較と評価

FUJIFILM X-T1

富士フィルムのX-T1は、Xシリーズ初のEVF搭載機であるのが大きな魅力です。X-T1は今までのXシリーズとは違って、一眼らしいカメラになっています。そのX-T1のアイセンサー付きのEVFは、0.5型の有機ELファインダーで約236万ドットです(EVFと光学ファインダーのことを光学ファインダー OVF 電子ビューファインダー EVF 一眼レフの将来に書いています)。X-T1のEVFがすごいのは、ファインダー倍率が35mm判換算で0.77倍で、デジカメとしては世界最大なことです。EVFの視度調整の範囲は-4から+2なので、眼鏡を外して裸眼で撮影できる人も多くなっています。ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に、視度調整のことを書いています。X-T1は総画素数が1670万画素で、X-Trans CMOS IIセンサーです。以下に続きます。


スポンサーリンク


X-T1に搭載されているX-Trans CMOS IIセンサーは、富士フィルム独自の6×6画素のカラーフィルターの配列です。通常のベイヤー配列では、正方画素の2×2になります。X-Trans CMOS IIセンサーでは通常のベイヤー配列で起きるモアレや偽色を抑えて、光学ローパスフィルターも廃止できます。X-Trans CMOS IIセンサーの6×6のカラーフィルターには、富士フィルム独自の色再現性があります。ローパスフィルターの廃止で、解像度が高まっています。X-T1はISO200からISO6400が常用感度の領域で、拡張感度にISO100、ISO12800、ISO25600、ISO51200があります。ISOオート設定では、ISO400からISO6400までを上限感度に設定できます。

X-T1の画質は、ISO800はノイズも少なく画質を気にする人でも常用できると思いますが、ISO6400はノイズが目立ちます。ノイズがそんなに気にならなければX-T1のISO6400でも使えますし、X-T1でISO6400を使う時にはモノクロで撮影すればノイズが目立たなくなります。X-T1の点像復元処理は、レンズを絞った時に解像力が低下する回折現象を改善できる機能です。X-T1も、センサー上に位相差画素を組み込んでいます。コントラストAFは精度に優れて、位相差AFはスピードに優れていますが、X-T1はこの二つのAFがあるハイブリッドAFです。画像エンジンがEXR Processor IIになって処理速度が上がって、0.08秒のAFになりましたが、APS-C以上のセンサーの機種では世界最速です。

X-T1のEVFはマルチモード・ビューファインダーで、ノーマル表示、フル表示、パーティカル表示、2画面表示の4つのモードがあります。パーティカルの縦表示では、X-T1を縦に構えると、撮影情報が画面下に自動的に移動するので便利に使えます。他のカメラでは、EVF搭載機でも縦に構えても撮影情報は下には移動しないので、X-T1のほうが見やすいです。X-T1の露出補正の幅は±3.0なので、コンデジの高級コンパクト機と同程度です(露出のことは、デジカメと銀塩フィルムカメラの露出の違いの記事から書いています)。液晶モニターはチルト式の3.0型の約104万ドットで、アスペクト比は3対2です。JPEG撮影でカードの容量一杯まで連続撮影する場合には約3.0コマ/秒、JPEG撮影で約47コマまでの連続撮影で約8.0コマ/秒の連写ができます。X-T1は、約8.0コマ/秒の連写でもAF追従連写ができます。

X-T1のシャッタースピードは1/4000秒まで、フラッシュの同調速度は1/180秒以下です(レンズシャッターとフォーカルプレーンシャッターの違いに、シャッタースピードの上限の違いについて書いています)。手ブレ補正はレンズ式で、ボディ内臓ではありません。マイナス10℃までの防塵と防滴のマグネシウムダイキャストの堅牢性があるボディですが、本体のみで約390グラムです。X-T1のダイヤルオペレーションは2段配置で5つのダイヤルがあるので、操作性を重視した作りになっています。バッテリーはNP-W126でCIPA基準で約350枚の持ちですが、縦位置のバッテリーグリップのVG-XT1を使ってバッテリーを追加すると約700枚持つようになります。VG-XT1にも、防塵と防滴の処理がされています。他にも、フルHD動画、SDカードのUHS-II対応、世界最短の表示タイムラグの0.005秒、輪郭強調表示でボケが分かるフォーカスピーキング機能、インターバルタイマー撮影もあります。

瞳AF機能も使えて、右目優先、左目優先でも使えて、オートモードもできます。X-T1は内臓ストロボは非搭載ですが、クリップオンフラッシュのEF-X8が付属しています。Wi-Fi機能もあるので、FUJIFILM Camera Remoteのアプリを使ってリモート撮影も可能で位置情報の取得もできます。X-T1では、FUJIFILM Xマウントのレンズが使えます。X-T1には、XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRが付属のレンズキットと、XF18-55mmF2.8-4 R LM OISが付属のレンズキットがあります。

FUJIFILM X-T2のレビューに、後継機のことを書いています。 X-T2とX-T1の違いに、違いを書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


スポンサーリンク


関連記事