富士フィルム X-A1 レビュー 比較と評価

FUJIFILM X-A1

富士フィルムのX-A1は、Xシリーズの入門機です。次のX-E2との違いの記事に書いていますが、X-E2から機能を省いた機種がX-A1です。その分X-A1は安価な機種なので、X-A1の機能で十分ならお薦めの機種です。X-E2は総画素数が1650万画素のX-Trans CMOS IIセンサーですが、X-A1は通常の正方画素CMOSセンサーのベイヤー配列の機種です。X-Trans CMOS IIセンサーは富士フィルム独自のカラーフィルターで通常のベイヤー配列にはその富士フィルムのカラーフィルターが使われていないので、富士フィルムの色再現や発色を使うにはX-Trans CMOS IIセンサーの機種がいいです。以下に続きます。


スポンサーリンク


X-Trans CMOS IIセンサーは画質の低下を招くモアレや偽色を抑えられるので解像度重視の光学ローパスフィルターレスの機種になっていますが、通常のベイヤー配列の機種は2×2の画素を使ってモアレが出やすいのでローパスフィルターを使っています。X-A1も通常のベイヤー配列の機種なので、ローパスフィルターがある機種で解像度重視にはなっていません。X-E2にはあるレンズごとに画質を最適化した点像復元処理もX-A1にはないので、X-A1はXシリーズの中で画質重視の機種ではありません。それでも、X-A1はAPS-Cの大型の撮像素子を使っているので、普段使うには十分すぎる画質です。

X-A1には、富士フィルムが16枚もの公式のサンプル画像を公開しています。それを見ると高感度の画質がいいので、1インチ型のレンズ一体型の機種などを画質重視で買おうと思っているのなら、値段も安価なX-A1を買ったほうがいいです。X-A1の公式のサンプル画像に、感度がISO800の船と川の写真があります。その写真を見るとノイズは少ないですが、川と船の境目の解像度が失われて曖昧になっているところが気になります。X-A1はコントラストAFのみですが、49点の測距点がある中でAFの選択ができる自由度があります。液晶モニターの49点の測距点は広く選択できるので、カメラを動かさないでも被写体にピントを合わせられる自由度が高いです。特にマクロ撮影などの被写界深度が浅い場合にはカメラを少し動かしたらピント面がずれるので、49点の測距点があればそのピントずれをかなり防ぐこともできます。

X-A1のフィルムシュミレーションにも、富士フィルム機の定番の多くの被写体に使えるPROVIA、風景に最適なVelvia、女性のポートレートに最適なASTIAがあります。X-A1は富士フィルムの色再現が発揮されるX-Trans CMOS IIセンサーではないので、富士フィルムの色再現が好みならX-Trans CMOS IIセンサーがあるX-E2のほうがいいと思います。X-A1はAF追従連写では、約3.0/秒です。液晶モニターは3.0型の約92万ドットなので、コンデジの高級コンパクトと同じくらいです。X-A1にはEVFがないので、晴天時の日差しが強い場面では液晶モニターに頼るしかありません。上下の約90度に動かせるチルト式モニターなので裏返しにもできませんし、角度の自由さも制限されます。

X-A1は露出補正が±2なので、コンデジの高級コンパクト機よりも劣ります。高級コンパクトのキヤノンのG16ニコンのP7800では、露出補正の幅は±3です。X-A1は手ブレ補正が内臓してないので、レンズ式の手ブレ補正になります。X-A1はワンハンド・オペレーションと呼ばれているもので、右手の指の一本だけでX-A1の操作ができるようにしています。X-A1にあるメインコマンドダイヤルとサブコマンドダイヤルもカメラの右側にあって、露出補正やレンズの絞りやシャッタースピードの調整ができます。サブコマンドダイヤルはX-A1の背面の縦方向に埋め込まれていて、その先のダイヤルを回す形になっています。

X-A1はオート時にはISO200からISO6400で拡張度設定に ISO100、ISO12800、ISO25600があって、シャッタースピードの上限は1/4000秒です。FUJIFILM Camera Applicationを使えば、X-A1の画像をスマホやタブレットに転送できます。バッテリーはNP-W126でCIPA基準で約350枚持ちます。他には、UHS-I対応、Eye-Fiカード対応、フルHD動画もできます。X-A1は本体のみで約280グラムなので、APS-Cセンサー搭載でかなり軽いです。FUJIFILM X-A1 レンズキットは、XC16-50mmF3.5-5.6 OISのレンズが付属しています。FUJIFILM X-A1 ダブルズームレンズキットは、XC16-50mmF3.5-5.6 OIS、XC50-230mmF4.5-6.7 OISの二本が付属しています。色はレッド、ブラウン、シルバーの3色です。ブラックがなくてその代わりにレッドがあることや、X-A1の製品カタログや公式サイトでのレッドのボディと女性のモデルを前面に出していることなどからも、X-A1は女性をターゲットにしている機種です。

X-E2とX-A1の違いX-A1とX-M1の違いに、それぞれの違いを書いています。FUJIFILM X-A2のレビューに、後継機のことを書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


スポンサーリンク


関連記事