富士フィルム FinePix S1 レビュー 比較と評価

FinePix S Series FinePix S1

富士フィルムのFinePix S1は、2014年2月22日に発売されたレンズ一体型の超望遠機です。総画素数は約1680万画素で、画質面の撮像素子のサイズは1/2.3型のCMOSです。FinePix S1のCMOSはX-T1のようなX-TransタイプのCMOSセンサーではなく、通常の正方画素のCMOSなので、富士フィルムの魅力である色再現性に劣ります。富士フィルムの色再現性を存分に発揮した写真が撮りたいなら、X-T1のような機種を購入したほうがいいです。内臓メモリーは約37MBで、SDカードのUHS-Iに対応、RAWにも対応しています。FinePix S1の最大の魅力は、光学50倍のレンズです。以下に続きます。


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FinePix S1は、24mmから1200mm相当の画角を誇る超望遠レンズです。レンズの明るさは、広角端がF2.8で望遠端がF5.6です。実質の焦点距離は4.3mmから215.0mmなので、望遠端では215mmのF5.6になります。撮像素子は1/2.3型でエントリーコンデジ並に小さいですが、1200mm相当までの画角を誇るレンズなので、215mmになっています。215mmのF5.6なら1/2.3型の撮像素子にしてはかなりの背景のボケを得られますが、1200mm相当の画角なので被写体から遠くに離れて撮らないといけません。背景のボケを期待するなら、価格を抑えたエントリー一眼にしたほうがいいです。

FinePix S1では超解像100倍ズームで2400mm相当までズームできますが、デジタル処理のズームなので光学ズームよりは劣ります。FinePix S1は1/2.3型の撮像素子なのに、F11までレンズの絞り値があります。1/2.3型の撮像素子機は、通常はF8までの絞り値までです。マクロ性能は広角で被写体までレンズの先端から約5cmまで寄れて、スーパーマクロでは広角端でレンズの先端から被写体まで約1cm寄れます。レンズの補正効果は3.0段(レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割)で、レンズのズームはサイドバーでもできます。

FinePix S1はISO感度はISO100からISO12800までありますが、オートではISO3200までです。ISO6400は画像サイズがMになって、ISO12800では画像サイズがSになります。FinePix S1は露出補正幅が±2.0までしかないので、エントリーコンデジ並の露出補正幅です。シャッタースピードの上限は1/2000秒までなので、もっと高速シャッタースピードを使って写し止めたい被写体もある場合には、FinePix S1で満足できるか考えたほうがいいです。高速連写では、約10コマ/秒が使えます。インターバル撮影もできます。

液晶ファインダーは0.2型の約92万ドットで、液晶モニターは3.0型の約92万ドットのバリアングルです。動画はフルHD動画の1920×1080の60pで連続で約15分まで撮影できます。動画撮影中に光学ズームもできます。NP-85のバッテリーでCIPA基準で約350枚、本体のみで約640グラムです。1200mm相当までの超望遠機ですが、防塵防滴のボディです。Wi-Fi機能もあるので、スマホからのリモート操作もできます。レンズ一体型の大きな魅力は、小型撮像素子の利点を生かしての超望遠機がコンパクトに作れることです。

FinePix S1は、1/2.3型の撮像素子なので1200mm相当のレンズを搭載しながら、約640グラムしかありません。1/2.3型の撮像素子なので1200mmまでの超望遠レンズでも、マクロ撮影で1cmまで寄れることもできます。デジタル一眼のような背景のふんわりとしたボケはありませんが、超望遠機で手軽に撮れるのがFinePix S1の大きな魅力です。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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