大型撮像素子スチルカメラとビデオカメラの動画撮影の違い

大型撮像素子スチルカメラとビデオカメラの動画撮影

5D Mark IIとD90に動画撮影機能が搭載されました。ビデオカメラとは違う動画撮影の仕方があります。

一般的にデジカメと言われる場合には、デジタルスチルカメラのことを指します。動画を撮るカメラは、デジタルビデオカメラです。今は、デジタルスチルカメラとデジタルビデオカメラの境界線が曖昧になってきて、どちらか一方だけと言い切ることが難しくなっています。以下に続きます。


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「ビデオカメラのほうは動画専門で、スチルカメラのほうは静止画専門」というのは、使い方によっては意味合いが違ってきます。その意味合いが違ってくる大きな要因に、撮像素子があります。特に、5D Mark IIとD90は、家庭用ビデオカメラよりも、さらには業務用ビデオカメラよりも遥かに大きい撮像素子が使われています。今の家庭用ビデオカメラは、1/6型という非常に小さいものが使われています。業務用ビデオカメラでさえも、2/3型です。

ビデオカメラは望遠側を頻繁に使うので、業務用ビデオカメラでさえも2/3型になっています。スチルカメラと違ってビデオカメラに求められることに、充実した望遠レンズとテレ端の明るさ、それとビデオカメラ本体の小型化があります。家庭用ビデオカメラでは業務用ビデオカメラよりも、さらに小型化が求められます。

ソニーの業務用ビデオカメラHDW-F900Rは、撮像素子が2/3型で希望小売価格8,557,500円(税抜価格8,150,000円)です。質量は、約5.4kg(マイク、ビューファインダー、カセットテープBCT-40HD、バッテリーパックBP-GL95装着時)です。

HDW-F900R | HDCAM | カムコーダー/レコーダー/プレーヤー | プロフェッショナル業務用商品 | カタログ情報 | ソニー

ソニーのHDW-790の撮像素子も2/3型で、希望小売価格6,405,000円(税抜価格6,100,000円)です。同じくソニーのHDW-650の撮像素子も2/3型で、希望小売価格4,935,000円(税抜価格4,700,000円)です。

HDW-790 | HDCAM | カムコーダー/レコーダー/プレーヤー | プロフェッショナル業務用商品 | カタログ情報 | ソニー

HDW-650 | HDCAM | カムコーダー/レコーダー/プレーヤー | プロフェッショナル業務用商品 | カタログ情報 | ソニー

家庭用ビデオカメラでのパナソニックのHDC-SD100のスペックは、以下の通りです。

HDC-SD100|SDカードハイビジョンムービー|デジタルビデオカメラ|Panasonic

撮像素子は、1/6型というとんでもなく小さいものを使っています。光学12倍のズームレンズが付いていて、35mm換算で42.1~505mmのレンズです。それほどのズームレンズでF1.8~F2.8の明るいレンズが付いています。ビデオカメラはスチルカメラとは違って望遠側をよく使うので、家庭用ビデオカメラはSD100のように望遠レンズが最初から付いています。

ビデオカメラが特に得意な場面は、晴天時で望遠側を撮る時です。これは逆に言えば、大型撮像素子のスチルカメラの動画撮影が、ビデオカメラよりも特にその性能を発揮する場面が分かってきます。大型素子のスチルカメラは、晴天時ではなく夜間などの暗所での撮影で、しかも望遠側を使わない撮影で特にその性能を発揮することができることになります。

晴天時であるなら光量が十分に確保できるので、1/6型というとんでもなく小さい撮像素子でも綺麗に撮れるので、その際は望遠側を使えるビデオカメラを使えばいいです。晴天時の運動会などではその小型さもあって、ビデオカメラを使ったほうがいいでしょう。

5D Mark II、D90のように、800万円以上する業務用ビデオカメラよりも遥かに大きい撮像素子を使っているスチルカメラの場合には、室内でのペットを動画で撮りたいなどの時に、特にその威力を発揮します。

5D Mark IIやD90のその撮像素子の大きさを最大限に発揮するには、単焦点の明るいレンズで撮るといいと思います。単焦点の明るいレンズで動画を撮るのは、家庭用ビデオカメラとは明らかに違った動画撮影の仕方です。デジタル一眼レフスチルカメラでの大型撮像素子を使って、ビデオカメラとは違ったクリアな画像が家庭でも容易に得られるのは、単焦点の明るいレンズを使った撮影です。

背景のボケも得られてレンズも明るく、しかも値段もこなれている単焦点の明るいレンズで撮る動画は、家庭用ビデオカメラとも、業務用ビデオカメラとも違って、一眼レフで撮った静止画のような綺麗な動画が撮れるようになります。コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。関連記事は下にあります。


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