D500とK-1の違いと比較

D500とK-1

D500K-1の主な違いと比較を書いています。APS-Cセンサー機と35mmフルサイズ機の違いがありますが、価格帯が近いこともあって比較しています。D500の最大の特徴はAPS-Cセンサーを生かした望遠撮影の強みと連写性能で、AF追従で約10コマ/秒で14ビットのロスレス圧縮RAWでも200枚の連続撮影ができて、K-1はフルサイズ時には約4.4コマ/秒でRAWで17枚、APS-C時には約6.5コマ/秒でRAWで50枚です。

K-1は35mmフルサイズですが、APS-C相当でのクロップ撮影ができます。K-1は有効画素数が約3640万画素あるので、APS-Cクロップでも約1536万画素あります。D500の有効画素数は2088万画素あるので、APS-Cで比較すれば画素数の差は500万画素くらいです。AFの測距点数はK-1が33点で、D500は153点です。

このAFの食い付き性能がD500のほうが優れて、D500はD5と同じAF専用エンジンもあるので、特に、野鳥などの動体撮影ではD500のほうが向いています。それでも、K-1はAPS-Cクロップ時になると33点の測距点がファインダーに広がって使いやすくなりますが、ファインダーが小さくなります。K-1のファインダーの倍率は約0.7倍でD500は約1.0倍ですが、撮像素子の違いで実質の倍率はK-1のほうが高いです。

K-1の視度調整の範囲は約-3.5から+1.2で、D500は-2から+1なので違いがあります。ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に視度調整のことを書いています。D500には、アイピースシャッターがあります。K-1には、手ブレ補正を使った偽色とモアレを防ぐローパスセレクター機能があります。D500のモニターは式3.2型の約236万ドットのタッチパネル式で、上に約90度、下に約75度に動かせます。

K-1のモニターは3.2型の約103.7万ドットで、上下に約44度、左右に約35度、ウェストレベルで約90度に動かせて4本のステーで支えるモニターです。K-1はタッチパネルは使えません。K-1はISO100からISO204800まで使えますが、D500はISO100からISO51200までの常用感度で、拡張感度でISO50相当とISO164万相当まで使えます。

拡張感度 基準感度 常用感度の画質の違いに、拡張感度のことを書いています。K-1はSDカード系のデュアルスロットで、D500はXQDカードとSDカード系が使えるダブルスロットです。D500は4K動画が撮れますが、K-1はフルHDです。K-1のボディ上部の右肩には、D500にはない便利に設定できるスマートファンクション機能があります。

K-1には手ブレ補正機能での4枚連写で撮影するリアル・レゾリューション・システムがあります。K-1にはCIPA(カメラ映像機器工業会)基準で5段の補正効果がある手ブレ補正機能があって、D500は内臓式の手ブレ補正機能はないです。この手ブレ補正の有無も大きな違いで、D500では高感度撮影をしないといけない時でも、K-1なら低感度で撮影できます。

D500のAFの検出輝度範囲は-4から+20EVで、K-1は-3から18です。K-1は人工知能のディープラーニングを使った画像認識ができます。D500のシャッターユニットの耐久性は約20万回で、K-1は30万回です。D500は氷点下では動作環境外ですが、K-1は氷点下-10度でも使えます。K-1はCIPA基準で約760枚の撮影枚数で、D500はCIPA基準で約1240枚です。

K-1の本体のみの重さは約925gで、D500はモノコック構造で本体のみの重さは約760gです。D500とK-1では連写性能のD500ですが、K-1はAPS-Cサイズでクロップすると約6.5コマ/秒で画素数も確保されているので、一般的な動体撮影での秒間コマ数では使える機種です。D500ほどの連写性能が必要なければ、手ブレ補正もあって価格帯も近い35mmフルサイズ機のK-1で、連写重視ならD500になります。

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