カシオ EX-ZR3100 レビュー 比較と評価

EX-ZR3100

カシオのHIGH SPEED EXILIM EX-ZR3100は、2015年7月31日に発売されたEX-ZR3000の後継機です。EX-ZR3100の有効画素数は1210万画素で、センサーは1/1.7型の裏面照射型CMOSです。裏面照射型は、それまでの表面照射型よりも高感度時のノイズが減少しています。画像処理エンジンは、画像処理の過程が2つあるEXILIMエンジンHS Ver.3です。レンズの焦点距離は25mmから300mm相当で、実質の焦点距離は5.4mmから64.8mmです。

レンズが最も明るい開放F値は、広角端でF2.8、望遠端でF6.3です。マクロ性能は、レンズの先端から被写体まで、広角端で約6cmまで寄れます。手ブレ補正は、CIPA基準の300mm相当時のレンズシフト式で3段分、光学式と高速連写合成での併用時には5段分です。 レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割に、段数のことを書いています。液晶モニターは、3.0型の約92万ドットです。180度まで開くチルト液晶なので、自分撮りができます。

フロントシャッターがあるので、自分撮りが便利に撮影できます。モーションシャッターがあるので、手の動きでシャッターが切れます。2秒から5秒までの好きな秒でタイマー撮影ができるセルフィータイマーのフロントシャッターもあります。ISO感度はISO80からISO6400まであって、静止画のHSナイトショットではISO25600まで使えます。シャッタースピードはプレミアムオートPROで1/4000秒、高速連写モードのシャッター優先と、マニュアル露出では1/20000秒まで使えます。

記録メディアはSDカード系で、内蔵メモリーの記録エリアが27.6MBあります。連写性能はAF追従連写で6枚/秒です。AF追従でなければ、12Mで記録できる30枚/秒で、30枚まで連続撮影できます。フォーカスエリアのAFの測距点が25点あって、画面を結構占めて、その中からマルチAFエリアを選択して測距点が選んで使えます。露出補正は±2段で、1/3EVステップで補正できます。±2段は、エントリーコンデジ並の露出補正幅です。動画は、フルHDの1920x1080の30fpsで撮影できます。動画のファイルはMOV形式、動画の映像はH.264/AVC、動画の音声はIMA-ADPCMでステレオ記録できます。

タイムプラス動画も撮れて、動画を自動作成できるハイライトフォト、ハイライトムービーの機能もあります。1000fpsのハイスピードムービーも撮れます。動画撮影中でも、12Mの記録画素数で連写もできます。アートショットに、宙に浮かんでいる玉の中に画像がある宙玉(そらたま)もあります。メイクアップPlusテクノロジーで、12段階で調製したメイクアップ効果の撮影ができます。セルフィーアートでは、ハイキー、フェアリー、フォギー、ノスタルジー、ビビッドで撮影できます。

QRコードを使って画像をシェアもできます。送信した画像に位置情報を追加することもできて、顔検出を使って撮影した写真をスマホに自動送信することもできます。連写合成を使って、マクロ域から無限遠までピント面が合う全焦点マクロの機能もありますが、広角端に固定されます。マクロ撮影では、さらに超解像ズームとデジタル処理を使ってマクロ域を拡大できるルーペの機能もあります。EX-ZR3100は、RAW撮影もできます。

EX-ZR3100には、内臓フラッシュもあります。Wi-Fiの機能もあって、Bluetoothにも対応しています。アプリのEXILIM Connectを使ったスマホとの常時接続で、Wi-Fi接続で撮影画像を自動送信することもできます。バッテリーのNP-130Aで、CIPA基準で、エコモード時に約495枚の撮影枚数です。カシオの機種の大きな特徴の一つに、バッテリーの持ちが優れていることがあります。フルHD動画での実撮影時間では、CIPA基準で約1時間30分です。

できるだけ画像劣化しないデジタル処理のプレミアムズームでは、600mm相当までズームできます。USB充電することもできます。HIGH SPEED EXILIM EX-ZR3100の本体のみの重さは、約209gです。EX-ZR3100には、ブラックとホワイトのボディ色があります。

EX-ZR3100は、モニターを180度に自分へ向けたら電源が入って、モーションシャッターでもシャッターが切れるので自撮りに向いた機種です。ミニ三脚のゴリラポッドなどを使えば、モーションシャッターを使って、自撮りよりもっとみんな撮りもできるので、印象的な記念写真も手軽に撮れます。マルチAFエリアの25点でAFの測距点から選んで、スポット測光と連動することもできます。

シャッター優先、レンズの絞り優先、マニュアル露出、DNG形式のRAW記録もできるEX-ZR3100は、スマホの自撮りから、さらにこだわりの撮影をしたいステップアップのための機種にもなっています。暗所での画質がスマホよりもよくて、300mmまでの望遠撮影もできてバッテリーの持ちもいいので、スマホの自撮り+の写真機能がほしい時の選択肢にEX-ZR3100はなっています。

EX-ZR3200のレビューに、後継機のことを書いています。

カシオ機はモニターを180度に下で印象的な自撮りになる
カシオのコンデジ自撮り機こそ記録性に優れる

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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