カシオ EXILIM EX-ZS28 レビュー 比較と評価

EXILIM EX-ZS28

EXILIM EX-ZS28の有効画素数は1610万画素で、センサーは1/2.3型のCCDです。最近のコンデジは裏面照射型CMOSですが、EXILIM EX-ZS28はCCDです。裏面照射型CMOSは高感度時のノイズが減少したセンサーですが、EXILIM EX-ZS28のCCDでは高感度時のノイズに弱いです。EXILIM EX-ZS28のレンズの焦点距離は、約26mmから156mm相当です。

実質の焦点距離は4.6mmから27.6mmです。レンズが最も明るい開放F値は、広角端でF3.5、望遠端でF6.5です。マクロ性能は、レンズの先端から被写体まで、広角端で約5cmまで寄れます。EXILIM EX-ZS28は、光学式の手ブレ補正がない機種です。撮影時に手ブレが気になるなら、EXILIM EX-ZS28は向いていない機種です。

ISO感度とシャッタースピードを上げて撮るブレ軽減モードはありますが、光学式の手ブレ補正に比べれば効果がありません。液晶モニターは、2.7型の約23万ドットです。2.7型も23万ドットも、最新のコンデジの中では最も劣ったモニターになります。使えるISO感度の範囲は、ISO100からISO1600です。

ISO1600までしか使えないのは、最新のコンデジの中では、最もISO感度の使える上限が狭いです。使える撮影の露出モードはオートのプログラムAEしかないので、シャッター優先などは使えません。プレミアムオートで、カメラが自動で綺麗に撮れるモードもあります。シャッタースピードの上限は1/2000秒で、夜景時は4秒も使えます。

記録メディアはSDカード系です。AFの測距点数で、9点マルチがあります。露出補正の補正幅は±2段で、1/3EVステップで補正できます。動画性能は、1280x720で撮影できます。動画のファイルはAVI、動画の映像はMotion JPEG、動画の音声はIMA-ADPCMのモノラルです。マイクとスピーカーはモノラルです。

ISO感度を上げてシャッタースピードを稼いで、被写体ブレを軽減するモードがあります。簡単に撮影できるeasyモードもあります。キャラクターが合成できるダイナミックフォトの機能もあります。内臓フラッシュがあります。通信機能が何もないので、EXILIM EX-ZS28単体で撮った写真を送信することはできません。

バッテリーのNP-120で、CIPA基準で、約180枚の撮影枚数です。ボイスレコードの連続録音時間は、約3時間30分です。EXILIM EX-ZS28の本体のみの重さは、約117gです。EXILIM EX-ZS28はコンデジの中でも最エントリークラスなので、使える機能は最低限に制限されています。

EXILIM EX-ZS29のレビューに、後継機のことを書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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