カシオ EXILIM EX-ZS210 レビュー 比較と評価

EXILIM EX-ZS210

カシオのEXILIM EX-ZS210の有効画素数は1610万画素で、センサーは1/2.3型のCCDです。最近のコンデジの多くは裏面照射型のCMOSですが、EX-ZS210は今でもCCDセンサーです。裏面照射型CMOSは高感度時のノイズの減少に利点がありますが、EX-ZS210はそのセンサーではなく、高感度撮影に弱い機種です。

EX-ZS210のレンズの焦点距離は約24mmから288mm相当で、実質の焦点距離は4.3mmから51.6mmです。レンズが最も明るい開放F値は、広角端でF3.1、望遠端でF6.3です。マクロ性能は、レンズの先端から被写体まで、広角端で約3cmまで寄れます。手ブレ補正はレンズシフト式で、補正効果は、288mm相当時のCIPA基準で2段分です。

レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割に、段数のことを書いています。液晶モニターは3.0型の約46万ドットです。ISO感度は、ISO100からISO1600が使える範囲です。最近のデジカメでISO1600までしか使えないのは、エントリーコンデジの中でも、特に使える範囲が狭いです。

EX-ZS210は高感度撮影に向いていない機種です。撮影の露出モードはプログラムAEしかなく、シャッター優先もレンズの絞り優先もありません。より綺麗に撮影できるオート機能のプレミアムオートでも撮影できます。シャッタースピードの上限は1/2000秒です。記録メディアはSDカード系で、内蔵メモリーの記録エリアが28MBあります。

露出補正の補正幅は±2段で、1/3EVステップで補正できます。±2段の補正幅は、コンデジの中でも最も補正幅の範囲が狭いです。動画性能は、1280x720で撮影できます。動画ファイルはAVI形式、動画の映像はMotion JPEG、動画の音声はIMA-ADPCMのモノラルです。マイクとスピーカーは、モノラルです。

アートショットがあるので、ソフトフォーカス効果などでの撮影ができます。撮影後にアートエフェクトでアート効果を適用することもできます。メイクアップ効果が出せる機能もあります。操作音を静かにできるマナーモードもあります。内臓フラッシュはあります。Eye-FiとFlashAirに対応しています。

キャラクター合成ができるダイナミックフォトの機能もあります。バッテリーのNP-80で、CIPA基準で約175枚の撮影枚数です。HD動画での実撮影時間は、CIPA基準で約40分です。ボイスレコードの連続録音時間は約3時間5分です。EXILIM EX-ZS210の本体のみの重さは約162gです。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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