キヤノン PowerShot SX160 IS レビュー 比較と評価

キヤノン PowerShot SX160 IS

今までデジカメを数多く使ってきた経験から言えることは、キヤノンのSXシリーズはキヤノンの良心です。前からそう思っていますし、実際に使ってきて、そのことは今でも間違っていないと思います。その理由も、ここで書いていきたいと思います。

まず何と言っても、前機種のSX150 ISの後継機のPowerShot SX160 ISを含めたSXシリーズはレンズ一体型の高倍率の望遠機で、単三電池が2本で使えることです。SX160 ISは、エネループの2本で400枚くらいの撮影枚数が可能です。2013年現在のデジカメ市場を見ると、分かると思います。単三電池のレンズ一体型機は、本当に限られた機種しかありません。以前は、単三電池のデジカメの数は、今よりは多かったです。以下に続きます。


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2013年現在の単三電池仕様のレンズ一体型機は、ネオ一眼とも呼ばれる高倍率機のサイズが大きな機種で、単三電池を4本使うものばかりです。以前は単三電池が2本の機種はもっと種類がありましたが、今はSX160 ISを除けば、機能が限られたオート機のみになっています。

以前のキヤノンのPowerShot A570 IS、A590 ISは単三電池が2本の仕様で、広角端の開放F値がF2.6の明るさからのコンパクトなマニュアルズーム機でしたが、そんな機種はなくなりました。キヤノンの単三電池が2本仕様のPowerShot A1400も、手ブレ補正のIS機能が付いていないオート機です。

この状況になったのは、コンパクトデジカメの専用電池の予備を買ってもらうことで、利益につなげようという意図もあるからでしょう。ですが、今は特にiPhone5のカメラとレンズ一体型機の差別化をしないといけない時代に突入しています。

iPhone5や他のスマホの弱点であるバッテリーの持ちをコンデジが覆すには、単三電池仕様のコンデジを増やすほうがいいと思うのですが、今のコンデジ市場はそれとは逆に行っています。

そのようなコンデジ市場の中で、SX160 ISの存在の大きさがあります。コンデジの望遠機で単三電池が2本で、コンパクトでマニュアル撮影もできて、しかも値段も安いという機種はSX160ISしかありません。

特にコンデジはスマホとの差別化が必要ですが、スマホは単焦点レンズなのでSX160 ISは望遠機というだけで価値があります。iPhoneも合わせてスマホの単焦点機は、ズームをするとデジタルズームなので、途端に画質が明らかに悪くなります。それに、SX160ISは単三の2本仕様でマニュアル撮影もできるので、カメラ専門機ではないスマホは追いつくことはできません。

単三電池仕様のデジカメが強いのは、単三電池は性能がいい電池が開発されて、持ちや安全性がよくなっていくからです。最新のバッテリーが常に使えるのと同じです。充電式のニッケル水素電池は、当初は性能が悪くて専用バッテリーのほうがいいと言われていました。それが、エネループが出てきたことで一変しました。

エネループのすごいところは、電池の持ちがいいのはもちろん、一度充電したらその充電状態を長く保つことができることです。ふと思い立った時に写真を撮りに行こうと思ったら、専用バッテリーの充電がかなり減っていたという不安が、エネループでは起こらなくなったのです。

SXシリーズがキヤノンの良心というのは、単三電池が2本、価格が安い、望遠機でコンパクト、マニュアル撮影可という一貫した姿勢を崩していないからです。キヤノンのレンズでキヤノンの良心(撒き餌レンズとも)と言われているのに、EF50mm F1.8 IIがあります。キヤノンの低価格帯にも、良心的なものがあるのです。

次の02の「キヤノン SX160ISのデジタルテレコン」の記事に続きます。コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。関連記事は下にあります。


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