Canon PowerShot G7 X レビュー 比較と評価

PowerShot G7 X

キヤノンのPowerShot G7 Xは、2014年3月13日に発売のPowerShot G1 X Mark IIの下位機種です。PowerShot G7 Xの総画素数は約2090万画素で、撮像素子は1.0型のCMOSで裏面照射型です。裏面照射型は従来の表面照射型よりも高感度時のノイズを抑えたセンサーですが、キヤノンのレンズ一体型で1インチの裏面照射型を搭載したのはPowerShot G7 Xが初めてです。映像エンジンはDIGIC 6で、レンズの焦点距離は24mmから100mm相当です。実質の焦点距離は8.8mmから36.8mmで、広角端の開放F値はF1.8、望遠端の開放F値はF2.8です。100mm相当時には、36.8mmのF2.8のレンズで使えます。以下に続きます。


スポンサーリンク


約37mmでF2.8のレンズなら背景をボカすことも十分にできて、その望遠端では100mm相当の圧縮効果も加わってレンズの先端から被写体まで約40cmまで寄れます。通常のデジタルズームより画質が劣化しないプログレッシブファインズームで、約830万画素の時でも11倍の264mm相当までズームできます。広角端でのマクロ性能は、レンズの先端から被写体まで5cmまで寄れます。9枚羽根絞りなので、背景のボケの形が円形に近くなっています。デジタルテレコンの倍率は、約1.6倍と約2.0倍があります。デジタルテレコンとはに書いていますが、デジタルテレコンはかなり便利に使える機能です。

PowerShot G7 Xは、ステップズームも使えます。手ブレ補正は光学式で、静止画での補正効果はCIPA基準の望遠端で3段です。段数のことは、レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割に書いています。動画撮影時には、5軸手ブレ補正が使えます。液晶モニターは3.0型の約104万ドットで、アスペクト比は3対2です。上向きに180度に動くチルト式液晶で、撮影者のほうに向くので自分撮りの記念写真なども撮れます。タッチパネルに対応して、タッチシャッターも使えます。ISO感度は、ISO125からISO12800まで使えます。露出モードは、シャッター優先や絞り優先、マニュアル露出も、もちろん使えます。

PowerShot G7 Xのシャッタースピードの上限は、1/2000秒です。上位機は1/4000秒が使える機種もあるのでPowerShot G7 Xの1/2000秒はマイナス面かと言えば、そうとも言えません。レンズシャッターとフォーカルプレーンシャッターの違いとはに書いていますが、レンズ一体型機では、シャッタースピードの上限が使える時に制限があるからです。1/4000秒まであっても開放F値では使えないのがレンズ一体型機でそれがレンズ交換式機とは違うので、PowerShot G7 Xは1/2000秒までと割り切った機能になっています。PowerShot G7Xは、マニュアル露出では250秒までの設定もできます。

記録メディアはSDカードで、UHS-Iカードに対応しています。連写の秒間コマ数は約6.5枚/秒で、連続撮影枚数はSDカード容量の一杯までできます。AiAFでのAFの測距点数は31点で、AFエリアは縦が80%で横が84%です。露出補正の補正幅は±3段で、ステップ数は1/3段刻みのみで1/2刻みはありません。上位機の露出補正幅は±5段で、下位機のPowerShot G7 Xでは±3段になっています。動画性能は1920×1080のフルHDの約60fpsで、動画撮影中の光学ズームが使えて、動画撮影中のマニュアル露出もできます。動画のファイル形式はMP4で、動画の映像はMPEG-4 AVC/H.264、動画の音声はMPEG-4 AAC-LCのステレオです。

レンズの付け根にあるコントローラーリングで絞り優先やズーム機能などが使えて、露出モードと露出補正の調節ができる2段ダイヤルがあります。ローリング(水平方向)とピッチング(あおり方向)の両方に対応した電子水準器もあります。星空撮影もできて、星空夜景、星空軌跡、星空ポートレート、星空インターバル動画も撮れます。星空インターバル動画は、音声の記録はできません。クリエイティブショットは、構図と色・光をカメラ側で自動設定して、6種類の写真を撮影する機能です。ストロボブラケットもできます。記録画素数の縦横比は、静止画での4対3、3対2、16対9、1対1、4対5があります。

静止画のJPEGの圧縮率にはスーパーファインとファインがありますが、スタンダードはありません。RAWは12ビットです。フラッシュは内臓していませんが、外部ストロボで別売のハイパワーフラッシュ HF-DC2が使えます。PowerShot G7XはWi-Fi内臓機なので、リモート撮影で集合写真なども撮れます。近距離無線通信のNFC機能もあります。GPSは内臓していませんが、スマホのGPS機能との連携で写真に位置情報を追加することができます。バッテリーのNB-13Lで、CIPA基準で約210枚、エコモードで約310枚、動画撮影時間は約40分です。本体のみの重さは約279gで、インナーフォーカス式のレンズで小型化しています。

PowerShot G7 X Mark Ⅱのレビューに、後継機のことを書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


スポンサーリンク


関連記事