Canon IXY 200 レビュー 比較と評価

IXY200

キヤノンのIXY 200は、2016年2月25日に発売されたIXY 180の後継機です。

IXY 200の有効画素数は約2000万画素で、1/2.3型のCCDです。高感度に強い裏面照射型のCMOSではないので、高感度撮影に向いていない機種です。

画像処理エンジンはDIGIC 4+で、何世代も前の旧エンジンです。レンズの焦点距離は28mmから224mm相当で、実質の焦点距離は5mmから40mmです。

レンズが最も明るい開放F値は、広角端でF3.2、望遠端でF6.9です。マクロ性能は、レンズの先端から被写体まで、広角端で1cmまで寄れます。

最短撮影距離時の撮影範囲は、広角端で23mm×18mm、望遠端で225mm×169mmです。

できるだけ画質劣化を抑えるデジタルズームのプログレッシブファインズームでは、448mm相当までズームできます。

被写体までズームできるオートズームの機能もあります。光学手ブレ補正がなく、デジタルISで連写合成での電子手ブレ補正になります。

IXY 200は光学ズームで224mm相当までズームできるので、光学式手ブレ補正がないのは不便で、448mm相当のズームまでする時には手ブレ写真だらけになります。

液晶モニターは2.7型の約23万ドットです。23万ドットの液晶モニターは旧世代のモニターでかなり粗いです。ISO感度は、ISO100からISO1600まで使えます。

ISO1600までしかないのは高感度耐性に弱いので、高感度撮影に向いていないので、IXY 200は夜間の撮影などに向いていません。

撮影時の露出モードはプログラムモードはありますが、シャッター優先、レンズの絞り優先は使えません。

シャッタースピードの上限は、1/2000秒です。記録メディアはSDカード系で、FlashAirが使えます。連写性能は、約0.8枚/秒です。

露出補正の補正幅は±2段で、1/3段ステップで補正できます。動画性能は、1280×720の25.00fpsで約15Mbpsで撮影できます。

動画のファイル形式はMOV、動画の映像はMPEG-4 AVC/H.264、動画の音声はリニア PCMのモノラルです。

動画撮影中の光学ズームが使えます。FUNC.SET、MENU、INFO.ボタンの操作が無効にできる安心オートの機能があります。

日付写し込み設定の切り替えができるDATEボタンもあります。内蔵フラッシュもあります。

Wi-Fiと近距離無線通信のNFCもないので、通信機能が使えません。バッテリーの撮影枚数は、NB-11Lで、CIPA基準で、液晶モニターで約210枚、エコモードで約285枚です。

IXY 200の本体のみの重さは、約111gです。

IXY 200はスマホでカメラを使うとバッテリーが減って困るから別にカメラがいるとかで使うのはいいですが、画質自体は、デジカメだからスマホより高画質ということはないです。

スマホではできない光学ズームで224mm相当までズームできるので、スマホとの違いでは224mmズームが大きな特徴です。スマホのズームはデジタルズームなので、画質がかなり劣化します。

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