Canon IXY 140 レビュー 比較と評価

キヤノン IXY 140

キヤノンのIXY 140の総画素数は、約2050万画素です。撮像素子は1/2.3型CCDで、画像エンジンはDIGIC4+です。キヤノンの最新の画像エンジンはDIGIC6なので、IXY140の画像エンジンは旧世代のものです。レンズの焦点距離は24mmから240mm相当で、実質の焦点距離は4.3mmから43mmです。レンズの明るさの開放F値は、広角端でF3.0で望遠端でF6.9です。IXY 140はコンパクトで軽く、24mmから240mm相当のレンズを搭載しているのに、24mmの広角端でF3.0のレンズの明るさなのも魅力です。

IXY 140のプログレッシブファインズームは、最大記録画素数のLのラージ時でも480mm相当までズームできます。プログレッシブファインズームは余った画素数を使って画質の劣化なくズームできるので、画素数を少なくしたほうがズームできます。マクロ撮影は、レンズ先端から被写体まで広角端で1cmまで寄れます。液晶モニターは2.7型の約23万ドットで、23万ドットはエントリー機によくあるドット数です。液晶モニターは、タッチパネルには非対応です。

IXY 140の露出補正幅は±2段で、この幅もエントリー並みに狭いです。ISO感度はISO100からISO1600で、最近のコンデジの中ではISO感度域が高感度側で狭いですが、ローライトモード時にはISO6400まで使えます。シャッタースピードの上限は、1/2000秒です。レンズシャッターとフォーカルプレーンシャッターの違いに、シャッタースピードの上限の違いについて書いています。IXY140はオート機なので、レンズの絞り優先、シャッター優先、マニュアル露出はできません。

IXY 140は光学手ブレ補正は搭載していて、静止画IS時にはCIPA基準で望遠端で2.5段の補正ができます。段刻みは、レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割に書いてます。IXY140のマルチシーンISには、流し撮りIS、静止画と動画時の手ブレ補正の両方に効果的なハイブリッドIS、三脚IS、望遠に有効なパワードIS、動画に強いダイナミックISがあります。SDXCメモリーカードも使えます。静止画圧縮率はファインのみで、圧縮率を下げてファイル枚数を増やすことはできません。

IXY 140は、フルHD動画は撮れません。動画中の光学ズームは使えます。AFロックとAEロックもできるので、撮影の幅が広がります。本体のみで、約125グラムです。バッテリーはNB-11LHで、エコモードで約310枚の撮影枚数が撮れます。IXY140はコンパクトで気軽に使えますが、広角から望遠まで使えて、マルチシーンISもしっかりあるので、エントリー機の中でも機能を追加した機種になっています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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