G1 X Mark IIとG1 Xの違いと比較

Canon G1 X Mark IIとG1 X

前のG1 X Mark Ⅱのレビューと比較の記事からの続きです。ここに書いていないG1 X Mark Ⅱのことは、前の記事に書いています。G1 X Mark IIは、前機種のG1 Xの弱点の多くを克服した機種になっていて、後継機としてふさわしい機種になっています。前機種のG1 Xは本体のみで重さが約492グラムで、後継機のG1 X Mark IIは本体のみで約516グラムです。G1 XはNB-10Lのバッテリーで約250枚の撮影枚数でしたが、G1 X Mark IIになってNB-12Lのバッテリーで約240枚の撮影枚数になりました。G1 X Mark IIになって、重くなったことと、バッテリーの持ちがわずかに落ちたことの欠点がありますが、G1 X Mark IIは前機種のG1 Xよりも多くの面で機能が改善されています。以下に続きます。


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G1 X Mark IIにはエコモードがあって、液晶の明るさを自動で抑える省エネモードになっているので、そのエコモードを使えばG1 X Mark IIのバッテリーの持ちは約300枚になります。G1 X Mark IIでエコモードを使えば、前機種のG1 Xよりも約50枚撮影できるようになっています。G1 X Mark IIはG1 Xのような金属素材ではないことと、G1 Xにあった同軸の2段ダイヤルが廃止されています。この前機種のG1 Xにあったことがどうしても外せないのなら、後継機のG1 X Mark IIが納得できない場合もあるでしょうが、今から書いていくG1 X Mark IIの魅力は前機種のG1 Xを大きく超えています。

G1 X Mark IIとG1 Xは、どちらも総画素数が同じで、約1500万画素です。撮像素子の大きさもどちらも同じで、1.5型のCMOSになります。1.5型は18.7mm×14.0mmで、マイクロフォーサーズの17.3mm×13.0mmよりもセンサーサイズが大きい大型撮像素子です。後継機になっても前機種と同じ総画素数にするのは、画質の面で大きな意味があります。後継機になると画像エンジンが新型に刷新されてノイズが少なくなるので、センサーサイズが同じで、同じ画素ピッチのG1 X Mark IIはG1 Xよりもノイズが少なくなります。

G1 Xは広角端がF2.8で望遠端がF5.8、G1 X Mark IIは広角端がF2.0で望遠端がF3.9なので、G1 X Mark IIのほうが広角端でも望遠端でも約1段分のシャッタースピードが稼げます。G1 XでISO1600まで上げて撮影していた場面で、G1 X Mark IIではISO800くらいで撮影できます。それに、画像エンジンがG1 XのDIGIC5からG1 X Mark IIのDIGIC6に刷新されたので、G1 X Mark IIではノイズ耐性が上がって高感度が使えるようになったので、さらにシャッタースピードが稼げます。キヤノンは後継機でも画素数を前機種と据え置きにして画質を向上させてきて、G16S120も前機種より高画素数にしていません。キャノンの後継機でも画素数を抑えて画質を向上させる方向性は、正しいことだと思います。

G1 X Mark IIは、最短撮影距離が短くなったのも大きな魅力です。前機種のG1 Xは広角端でレンズ先端から被写体まで20cm離さないといけなかったのが、G1 X Mark IIでは5cmにまで縮小されました。G1 Xは望遠端でもレンズ先端から85cmが最短撮影距離でしたが、G1 X Mark IIでは40cmにまで縮小しています。G1 Xは28mmから112mm相当でF2.8からF5.8のレンズで、G1 X Mark IIになって24mmから120mm相当のF2.0からF3.9とレンズも明るくズーム領域も伸びたのに、最短撮影距離がかなり短くなっているのはG1 Xからの大きな改善になっています。G1 XのリアフォースからG1 X Mark IIではインナーフォーカスになって、レンズの稼動が少なくなったのでマクロ撮影に強くなっています。

前機種のG1 XではAFのフレーム数が9点だったのが、G1 X Mark IIになって31点と増えました。G1 Xではフォーカスエリアの縦と横が約54%だったのが、G1 X Mark IIになって縦が約80%で、横が約84%と拡大しています。測距点数とフォーカス範囲の改善は、被写体を捕らえられる機会が広がったことです。G1 XはAF速度が遅いことも問題でしたが、G1 X Mark IIになって広角端のAF時間は0.22秒になって、G1 Xの0.38秒から高速化しています。撮影タイムラグも、G1 X Mark IIでは広角端で0.25秒になって、G1 Xの0.57秒から高速化しています。G1 X Mark IIの改善点は、他にもあります。

G1 X Mark IIは、アスペクト比を変えても24mmの画角で撮影できるデュアルベースマルチアスペクトです。アスペクト比を変えると画角が変わるのは当たり前でしたが、G1 X Mark IIは3対2、4対3のどちらでも24mmの画角で撮影できます。3対2の時には約1280万画素で、4対3の時には約1310万画素になります。これで、画角が変わるのが気になってアスペクト比を変えてこなかった撮影者でも、アスペクト比を変えて、より自由な撮影ができるようになりました。G1 X Mark IIになって便利になったのは、レンズバリア式になってレンズキャップが不要になったことです。G1 Xでのレンズキャップの着脱がG1 X Mark IIでは不要になったので、撮影に集中できるようになっています。

G1 X Mark IIは、G1 Xにあった光学ファインダーがなくなっています。日中の晴天時で日差しが特に強い時、どうしても液晶ファインダーが見にくい時には、光学ファインダーがあるとパララックスの視差があっても、構図の確認に役立ちます。液晶モニターは3.0型の約104万ドットでG1 Xの約92.2万ドットより、見映えがします。G1 X Mark IIの液晶モニターは下に45度で上に180度のチルト式になって、G1 Xのバリアングル液晶ではなくなりました。G1 X Mark IIでは上側に180度で自分側に液晶画面を向けることができますが、ホットシューに外部ストロボなどがあると液晶画面が見えなくなります。

G1 X Mark IIの液晶モニターのアスペクト比は3対2で、タッチパネル対応になりました。G1 X Mark IIにはデュアルコントロールリングがあって、クリックリングとスムーズリングの2つのリングに自分が使う機能の割り当てができます。シャッターを半押ししてAFでピントを合焦させたままの状態で、マニュアル操作が可能な機能がフルタイムマニュアルフォーカスです。G1 X Mark IIはフルタイムマニュアルフォーカスができるので、特に、マクロ撮影で便利に使えます。ピントが合っている面を色で教えてくれるMFピーキング機能とフルタイムマニュアルフォーカスで、ピントの微調整ができます。

G1 Xの動画は1920×1080のフルHDに24fpsでしたが、G1 X Mark IIになって約30fpsになりました。G1 X Mark IIになってWi-Fi機能が追加されて、画像の転送やリモート撮影ができます。NFCにも対応になって、CameraWindowがインストールされていて4.0以降のAndroidの端末での接続も、タッチだけで簡単になっています。光学ファインダーがなくなった代わりに、約236万画素のEVFのEVF-DC1の装着ができます。G1 X Mark IIはストロボ撮影でのハイスピードシンクロ設定で1/4000秒まで使えますが、前機種のG1 Xは1/2000秒まででした。G1 X Mark IIでは9枚羽根絞りのレンズになって円形状のボケになりましたが、G1 Xは7枚でした。

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