EOS Kiss X10とEOS Kiss X9のレビューと比較 違い

EOS Kiss X10とEOS Kiss X9

EOS Kiss X10が発表された時には、EOS Kiss X9とそんなに違わないのではと思いましたが、実際には、違うところが結構ありました。

その中でも、バッテリーの持ちがかなり違います。EOS Kiss X9のファインダーの常温で約650枚でしたが、EOS Kiss X10になってファインダーの常温で約1070枚になっています。これは、EOS Kiss X10になって画像処理エンジンがDIGIC 8を搭載したことで、省電力効果が出ているからだと思います。バッテリーは、どちらもLP-E17で同じです。

モニターより、光学ファインダーで撮影する機会が多いのなら、EOS Kiss X10のほうが利点があります。EOS Kiss X10では、4K動画撮影ができるようになっています。エントリー機のKissシリーズでも、やっと4K動画が撮れるようになりました。Kissシリーズでも4K動画が撮れるようになったことで、デジカメもさらに動画を重視していくことになります。

ただし、EOS Kiss X10の4K動画は60pでは撮影できません。EOS Kiss X10の4K動画は25pで、コントラストAFのみになります。4K動画から静止画の切り出しもできます。4Kフォトとは 静止画連写との違いと動画写真が台頭する?に、4Kフォトのことを書いています。4Kのタイムプラス撮影もできます。

EOS Kiss X10はEOS Kiss X9にはなかった瞳AFがあります。特に、APS-C以上のセンサーではボケ量が大きくなるので、瞳AFがあると役に立ちます。瞳AFがあると、ないEOS Kiss X9よりはピント外れが起きにくくなっています。ピントとは 点でなく面で合う実像面に、ピント面のことを書いています。瞳AFはタッチ操作で、瞳の選択もできます。

EOS Kiss X10のデュアルピクセルCMOS AFでは、143点の測距点でセンサー面の測距点が拡大しています。デュアルピクセルCMOS AFでは、位相差AFも使えます。精度が優れるコントラストAFと、速度に優れる位相差AFが使えるのがデュアルピクセルCMOS AFです。

EOS Kiss X10にはRAWフォーマットの.CR3があって、C-RAWの6000×4000では画質が低下しますが、データイサイズを抑えられます。EOS Kiss X10はバリアングル液晶モニターで、449gです。

EOS Kiss X10はミラーレスではなく、光学ファインダーの一眼レフです。光学ファインダーは、電子ファインダーとは違って見たままの被写体をそのまま見ることができます。光学ファインダーのレンズ交換式で、軽くて、バリアングル液晶の機種となると、EOS Kiss X10がいいと思います。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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