α7R IIとD750の違いと比較

α7R IIとD750

α7R IID750の主な違いと比較を書いています。α7R IIの総画素数は約4360万画素で、D750の総画素数は2493万画素です。どちらの機種も高画素機ですが、将来の8Kテレビでの鑑賞も考えるとα7R IIです。8Kは約3300万画素なので、D750では画素数が不足しています。普段からテレビでの写真観賞の機会が多いのなら、将来の8Kでも見られるα7R IIのほうがいいです。どちらの機種も35mmフルサイズ機であることは同じですが、撮像素子が違います。α7R IIは35mmフルサイズで裏面照射型CMOSなので、高感度に強いセンサーです。D750はISO100からISO12800までが常用ISO感度ですが、α7R IIの常用ISO感度はISO100からISO25600です。

拡張感度では、低感度側がISO50相当なのはどちらの機種も同じですが、高感度側ではD750がISO51200相当まで、α7R IIはISO102400まで使えます。どちらも35mmセンサーで、D750のほうがかなり画素数が少ないのに、高画素機のα7R IIのほうが高感度域のISO感度が伸びています。これが、α7R IIの裏面照射型CMOSの威力です。拡張感度 基準感度 常用感度の画質の違いに、拡張感度のことを書いています。α7R IIはローパスフィルターレスですが、D750にはローパスフィルターがあります。α7R IIは高画素にローパスフィルターレスの解像感も合わせて、D750よりも広大な風景を緻密に撮影するのに向いています。

α7R IIは約236万ドットの電子ビューファインダーでファインダー倍率は約0.78倍ですが、D750はファインダー倍率が約0.7倍の光学ファインダーです。このEVFと光学ファインダーの違いも大きくて、動体撮影に向く光学ファインダー、静体撮影に向くEVFという大まかな違いはありますが、普段から撮影しやすいほうのファインダーを使ったほうがいいです。α7R IIでは視度調整の範囲が-4から+3までありますが、D750は-3から+1です。ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に、視度調整のことを書いています。どちらの機種の液晶モニターも約123万ドットで同じで、D750は3.2型でα7R IIは3.0型です。

D750は上に約90度、下に約75度まで動かせて、α7R IIは上に約107度、下に約41度まで動かせるモニターです。D750のシャッタースピードの上限は1/4000秒ですが、α7R IIは1/8000秒です。このシャッタスピードの違いに、D750が上位機ではないことがあらわれています。D750の連写性能は約6.5コマ/秒まで可能ですが、α7R IIは約5コマ/秒です。D750はJPEGで最大で100コマまでの連続撮影枚数ですが、α7R IIはJPEGのLのスタンダードで37枚です。D750のAFの測距点数は51点ですが、α7R IIは像面位相差AFで399点の測距点があります。α7R IIは、ISO100でAFの検出輝度範囲が-2から20です。

D750のAFの検出輝度範囲は、ISO100で-3から19です。α7R IIとD750の大きな違いに、動画性能があります。D750はフルHDの1920×1080の60pで撮れますが、α7R IIはXAVC 4Kの3840×2160のフレームレートが30pで、ファイル形式はMP4で最大ビットレートが100Mbpsで撮れます。D750の動画ファイルはMOVですが、α7R IIの動画のファイルには、XAVC S、AVCHD、MP4があります。α7R IIはボディ内手ブレ補正で補正効果は4.5段ありますが、D750はレンズ式手ブレ補正なのでボディ内非搭載です。レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割に、段数のことを書いています。

D750にはISO100でガイドナンバーが約12の内臓フラッシュがありますが、α7R IIには内臓フラッシュはありません。D750にはミラーショックを抑えるミラーバランサーがありませんが、α7R IIはミラー自体がないミラーレス機なのでミラーショックはありません。D750は堅牢さと軽さを併せ持つモノコック構造の炭素繊維複合素材のボディになっています。α7R IIには近距離無線通信のNFCがありますが、D750にはNFCはありません。α7R IIのバッテリーでの撮影枚数はCIPA基準のファインダー使用で約290枚ですが、D750は約1230枚です。D750のファインダー撮影では、α7R IIよりも4倍以上もバッテリーが安心して撮影できる余裕があります。α7R IIの本体のみの重さは約582gで、D750の本体のみの重さは約750gです。

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